怒らない

怒りは他人を傷つけるだけでなく敵をつくる。さらに自分もダメージを受ける。イライラしているだけでもストレスとなり、ストレスはあらゆる病気の原因である。

とうぜん怒っている時間は有意義でないし、病気にもなるなら怒る必要はまったくない。基本的に怒りたくて怒っている人なんてほとんどいないはずだ。

ところが怒りたくなくても怒ってしまうことがあるのも事実。これを回避するには、誰もがもっている動物的な本能と、教育を受けた人間がもつ理性をうまく使い分けなければならない。

なんらかの刺激に対して本能で対応すると怒りやすい。逆に、理性で対応すれば怒りをコントロールできる。この刺激と反応の法則を理解することが重要だ。

刺激に対してすぐに反応すると怒りの感情が出やすい。刺激を受けた身体の神経が脳に到達するとき、最短ルートで扁桃体へと到達する。この扁桃体は本能をつかさどる脳の部位である。

それにやや遅れて刺激は前頭前野にたどり着く。前頭前野は理性をつかさどる脳の部位。つまり刺激を受けたらすぐに反応するのではなく、一呼吸を置いてから対応することが望ましい。

頭が真っ白になって本能に支配された状況下では、愚かな行動をとりやすい。いちど反応を控えて文字通り頭を冷やす。そうすれば飛躍的に後悔から回避できる可能性が高まる。

dopholeのミッション・ステートメント

  1. 怒らない
  2. 悪口を言わない
  3. 相手の話を最後まで聞く
  4. 相手の意見は肯定する
  5. 意見と事実を混同しない
  6. 実践する(実行する)
  7. 額面よりも自分の意思を優先する
  8. 他人からの評価を気にしない
  9. 主体性を持つ(自分で意思決定する)
  10. ほんとうに自分の意見なのかと疑う