怒らない
怒りは他人を傷つけるだけでなく敵をつくる。さらに自分もダメージを受ける。イライラしているだけでもストレスとなり、ストレスはあらゆる病気の原因である。
とうぜん怒っている時間は有意義でないし、病気にもなるなら怒る必要はまったくない。基本的に怒りたくて怒っている人なんてほとんどいないはずだ。
ところが怒りたくなくても怒ってしまうことがあるのも事実。これを回避するには、誰もがもっている動物的な本能と、教育を受けた人間がもつ理性をうまく使い分けなければならない。
なんらかの刺激に対して本能で対応すると怒りやすい。逆に、理性で対応すれば怒りをコントロールできる。この刺激と反応の法則を理解することが重要だ。
刺激に対してすぐに反応すると怒りの感情が出やすい。刺激を受けた身体の神経が脳に到達するとき、最短ルートで扁桃体へと到達する。この扁桃体は本能をつかさどる脳の部位である。
それにやや遅れて刺激は前頭前野にたどり着く。前頭前野は理性をつかさどる脳の部位。つまり刺激を受けたらすぐに反応するのではなく、一呼吸を置いてから対応することが望ましい。
頭が真っ白になって本能に支配された状況下では、愚かな行動をとりやすい。いちど反応を控えて文字通り頭を冷やす。そうすれば飛躍的に後悔から回避できる可能性が高まる。