相手の意見は肯定する
自分と他人では、まったく異なる世界を生きている。世界というのは、それぞれの頭の中に広がる宇宙空間のようなものである。自分と他人の世界を行き来することは絶対にできない。
自分のルールから外れる行為を目の当たりにしてもそれを否定することはできない。なぜなら別の人の世界ではちゃんとルールに従っているかもしれないからだ。
誰かが何かを感じてそれを表現したとき、自分がまったく共感できなかったとしても、その人がそう感じたという事実は否定できない。
恣意的にデマを言っている場合でも、それをデマだと証明できるのは本人だけなのだ。相手の意見を否定する根拠がないのだから、否定する必要性もまったくないということになる。
したがって、相手がそう感じたという事実を肯定してあげればいいのだ。たとえ共感できなくても理解を示せたということにはなる。/p>